よくあるご質問
お墓は、誰でも造ることが出来ますか?
墓所の運営管理は営利を目的とした、民間企業では出来ません。
墓所の新規・拡張工事の申請及び運営管理については、墓埋法(墓地埋葬等の法律)に従って行い、
①地方自治体
②宗教法人
③財団法人
のみが経営主体として管理することが可能です。
お墓の管轄官庁は何処が管理していますか?
お墓(墓埋法)の管理は地元管轄の保健所が管理し、管轄省庁は厚生省が管轄となります。
お墓の大きさは、何の単位で表示しますか?
お墓の大きさの単位は、関東では㎡(間口×奥行)で表示しますが一部の寺院では未だに坪で表示している寺院もあります。
又、関西地方では、聖地と表示しています。
墓石の大きさは、何の単位で表示しますか?
墓石の大きさの単位は、いまだに尺貫法を使用しており、大きさを計るのは和型墓石の場合竿石(最上部石)の幅を単位としており、一般的には①8寸角②9寸角③尺角④尺一寸等と表示し竿石の幅で全体の大きさが変わってきます。
又、洋型墓石は高さ×横×奥行で表示します。
カロートとは何のことですか?
カロートとは納骨棺(骨壷を安置する場所)の事を言います。 カロートも2段型(高さ3尺×間口2尺×奥行3尺)と1段型(高さ1.2尺×間口2尺×奥行3尺)がありますが、最近は1段型のカロートを使用している。公園墓地・寺院墓地が多く見受けられます。
囲障・外柵とは何のことですか?
一般的には外柵と言い、お客様が取得した墓地を石で囲む(境界を示す)工事を言い住宅で言うと廻し塀と同じことです。
開眼法要(供養)とは?
開眼法要とは、新しい墓石(石碑)を建立しただけではただの石ですが僧侶が墓前で開眼供養(読経)を行う事でそこに仏の魂が石碑に入り墓石として手を合わせる対象物となります。
墓石に使用する石材の産地は?
墓石(石碑・外柵)の石材は、御影石(花崗岩)を使用しており色も産地によって異なりますが、白・黒・赤等が一般的です。 又、産地も国内産はもとより、中国・インド・韓国・スエーデン等が使用されていますが、最近では中国産御影石が多く使われ、年々その需要が増し現在日本の墓石需要量の95%が中国産で占められています。
墓石の彫刻(字堀)について
墓石の彫刻は昔から受け継がれて一般的(和型墓石)には竿の正面に○○家之墓と刻み、裏面に建立者名、横面には戒名・俗名・歿年月日等が刻まれておりましたが、最近では墓石の側面に墓誌を建立しそこに、戒名・俗名等を刻み墓石には正面と横面に建立者裏面に戒名・俗名等で和型とは異なります。
最近特に洋型石碑の場合、正面に空・静・絆・和や英字の彫刻が見受けられます。
(正面文字について)
和型墓石の正面文字は宗派によって異なり、一般的には○○家の墓と刻みますが日蓮宗は「南無妙法蓮華経」、浄土真宗は「具會一處」、浄土宗・浄土真宗は「南無阿彌陀仏」、神道は「○○家奥津(都)城」また、キリスト教では洋型石碑正面及び聖書型石碑に聖書より選んだ文章を刻むものが多いです。
墓石工事完成までの流通機構を知りたい。
墓石工事完成までの流れは、下記の通りとなります。
①丁場(山から石を切り出す)
↓
②加工工場(注文通りに石を加工し磨き上げる)
↓
③問屋(輸入材の場合は商社が現地まで搬入する)
↓
④据付業者(現地で基礎業者の後施工し、石材店に引渡しする。)
↓
⑤石材店(検品の上、お客様に納品)
↓
⑥お客様
・霊園管理業務
管理事務所の役割とは
役割とは、新仏及びご先祖のご遺骨を、遺族に代わって管理(仏に仕える・回忌供養の手配・献花・清掃等)することが主な業務となります。 職員は遺族の心境を充分察し、常に暖かい心を持って対応いたします。
法要とは?
仏を供養する仏教用語です。
法要の日の数え方を教えてください。
忌日の法要の数え方は、関西と関東では異なっており関東では死亡した日を入れて七日目を言い、関西では死亡した日の前日から数えて七日目を言います。
なぜ七日ごとに供養するのですか?
残された遺族が個人の安らかな成仏を願い、一日も早く極楽へ到達できるように供養を行うのが追善供養です。
死亡した日から数えて七日目の初七日に始まり、七日ごとに七回行います。
初七日の供養とは?
死亡当日を含めて七日目に行う法要が初七日です。
最近は葬儀や告別式のあとその日のうちに行いますが本来は七日目にするべきもので、ある人は死んで来世へ行くまでの間に三途の川を渡りますが、その日は死んでから七日目と言われています。
初七日の法要は、死者の霊が川を渡れるようにと遺族が行う供養です。
四十九日とは?
四十九日は、死者の成仏を願って、遺族、近親者等、親しい友人や知人が集まり、忌明けの法要をとり行う事でまた納骨する日としても知られています。
この後忌明けの挨拶状を出し香典返しを送ります。
百か日とは?
百か日の供養は、従来死後の最大の供養と言われていましたが最近ではごく内輪の遺族だけで済ませ、友人等を招かないことも多いようです。
百か日は出苦忌ともいい、娑婆のあらゆることから抜け出して無の世界に入ることを示します。また遺族にとっては挨拶回りや遺品の整理形見分け、遺品の分配、納骨等一通りのことを済ませます。
周忌法要について
仏様が死亡した翌年の同月、同日を一周忌・一回忌と言い、法要を営みます。
一周忌の法要のあとは、満二年の三回忌(一周忌以降は、死亡した年も入れて数える)七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌五十回忌(後は五十年目ごと)法要を営みますが、一般には、個人を偲ぶ法要は三十三回忌で終わります。
仏様が死亡して、納骨はいつしたら良いですか?
仏様が死亡し、四十九日まではこの世に霊が宿っているため家に安置し四十九日以降は仏様の仲間入りをしあの世に行く為、遺骨を納骨しますが地方の仕来たりに因っては若干異なります。従ってお香典も、お通夜・告別式等四十九日以前は「ご霊前」四十九日以降は「ご仏前」と示します。
永代供養とは?
我が国の少子化問題は国全体の問題として問われる中、長男と長女の結婚女性の高学歴化、結婚しない男女の増加、そして離婚・離別に伴い単身者世帯の増加等、家族とお墓をつなぐ仕組みに大きな影響を及ぼしこうした社会状況の変化が今後のお墓の継承問題として危惧されている。
このような継承者のいない方々の為に、その子孫に代わり年に四度永代供養塔に献花し養周院ご住職に依る供養が執り行われます。
・永代供養の期間は?・・・33年間を期限としてそれ以降は合祀納骨棺に移し永代に亘り供養を行います。
・永代供養の価格は?・・・永代供養料1名=500,000円 2名=900,000円
合祀供養料1名=250,000円 2名=400,000円
生前に墓地を取得しても良いですか?
生前に墓地を取得される方を「寿陵」と言いバブル以前は総取得者の70%を締め、最近は50%近くまで落ち込みが見られます。
下記は墓地を取得される方々の内訳。
①寿陵(生前・まだ元気なうちに自分の墓地を取得される方)
②実寿(仏様を抱え墓地を必要に迫り取得される方)
③改装(郷里より墓地”仏様”を身近なところに移される方)